









記事投稿日:2012年12月09日
単独行の心構えと楽しみ方を解説。
序盤のコラム「日本列島徒歩横断と各アルプス連結」は太平洋側の小田原から日本海側の親不知へ抜けるルートで、2年前のテレビ番組「ニッポン インポッシブル」を思い出した。
(お笑い芸人「乙」ってその後めっきり見ないな・・・)
各ページ下部1/4にもミニコラムがあり「単独行の気持ち」を読んでいると著者の飾らない本心が掛かれていてとても興味深く思わず笑ってしまう話も多い。
一昔前の書籍はどことなく味のある内容が多く読んでいて楽しい。
17年前の本だが読んでおいて損のない1冊。
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【目次】
序章 単独行の行動原点
・単独行の行動原点
・本書の対象者
・本書で扱う登山分野
第一章 単独行のアウトラインをつかむために
・個人的体験の紹介 ■登山のきっかけ ■登山用具店での不安 ■他人の服装・装備 ■登山口での後ろめたさ ■山イコール遭難のイメージ ■山岳会には無所属 ■宿泊 ■服装 ■食事 ■靴
・初期のころの山へ向かう気持ち ■わけもわからずガムシャラに登った時期 ■具体的な不安を感じた時期 ■熱中のほとぼりが冷めてきた時期 ■テーマを追って、活の入った時期 ■トレーニング ■月別入山日数
コラム…日本列島徒歩横断と書くアルプス連結
第二章 登山の世界・単独行の世界
・登山の世界 幕開けから現在まで
・単独行の世界 山岳会での特殊な存在 ■自分に合った登山スタイルを選ぶ ■単独行の心構え
・不安の克服と解消のための対策 ■不安 ■不安の克服 ■不安の内容 ■不安内容の分類
・単独行の事故責任は自己責任 ■トラブル ■パニック時 ■応急処置
第三章 山歩き未経験者のための入門編
・知識・技術の習得の経過 ■自転車の例
・あなたの基礎体力チェック ■力の入れ方、抜き方 ■基礎体力づくり ■運動していなかった人 ■急激な変化は危険 ■日常生活での運動量をチェック ■日常の歩行と山歩きの違い
・基礎体力づくり 山へ出かける前に ■履き心地のいい靴を選ぶ ■自信をつける ■階段での登り坂疑似体験
・初期段階の山歩き ■体調、体力に自信ができた段階で手はじめに行く山 ■不安を解消するために ■初期に心がけること ■出発数日前、前日 ■山行前に炭水化物を蓄積 ■手がかりを残す ■登山計画書を書く ■山岳保険 ■当日の行動について ■山行後の検討 ■初心者にありがちなパターン
第四章 道具・装備
・道具・装備の選び方、つきあい方 ■道具・装備のそろえ方 ■登山用具店での買い物 ■登る山の順序と買いそろえ方
・登山靴 歩行時の頼もしい味方 ■季節による履き替え ■登山靴以外の履き物 ■布製登山靴 ■革製登山靴 ■プラスチック・ブーツ
・登山靴のサイズ合わせ時の注意 ■靴下を履く ■靴の履き比べ ■靴の余裕度チェック ■靴の履き慣らし ■靴ひもの調節
・革製登山靴の手入れ ■靴の汚れ ■保革油を塗る ■濡れた革靴の手入れ ■保管場所
・登山靴の傷み方とその対策 ■布製靴の場合の靴の傷み方 ■革製靴の場合の靴の傷み方
・スパッツ 雪や泥を寄せ付けない
・ザック 身体との一体感がたいせつ ■ザックの大きさ ■ザックの使い分け ■身体との一体感 ■ベルトの位置移動が可能なザック ■雨ぶたとポケットの利用
・パッキング(荷物の詰め方) ■取り出しやすいパッキング ■ザック内の整理 ■余裕のあるパッキング ■ザックカバー
・服装 ■服装の選び方 ■衣服の調節 ■体温保持 ■防風着 ■セーター ■下着 ■長そでシャツ ■ズボン
・雨具と降雨時の装着条件 ■雨具の種類 ■草露 ■強風時の雨 ■雨天時の注意 ■樹雨 ■寒い時の雨 ■雨の日の軍手
・水筒 水の確保と運搬 ■水筒の種類 ■寒冷時の水筒
・コンロとライト 熱と光は強い味方 ■コンロ(ストーブ) ■ライト(ランプ) ■電池 ■電池の交換
・寝袋 ■寝袋の使用法 ■寝袋の保管
・その他の携行品 ■ガイドブック ■地図 ■天気図 ■細引き(細いロープ)
第五章 自分に合った歩行
・歩行の基本 ■歩行ペース ■登り優先が基本 ■抜かれてもあせらない ■他者のペースを乱さない ■一歩一歩の技術
・疲れにくい歩行技術の工夫 ■ウォーミングアップで体をほぐす ■景色を楽しみながら歩く ■歩行開始30分後
・斜面と荷物に合わせた歩行 ■登り坂での歩き方 ■緩斜面と急斜面 ■砂の斜面 ■荷物量に会わせた歩き方 ■軽い荷物の時と重い荷物の時 ■中程度の重さの荷物の時 ■重い荷物の時
・足の運びの基本と体重移動 ■足の下し方 ■ネコ足 ■足裏の着け方 ■体のブレと体重移動 ■歩行中の視線、視野 ■単独行の視野 ■平坦な登山道 ■下りでの注意 ■下り坂での足の動作
・歩行中の呼吸と発刊 ■呼吸の仕方 ■呼吸の深さと浅さ ■乱れた呼吸の整え方 ■予備呼吸量と予備呼気量 ■脈拍 ■むやみに汗をかかない、息を乱さない ■歩きはじめの無用の汗 ■背中とザックの間の汗 ■発汗量 ■発汗と水分補給 ■水の飲み方
・休憩 ■歩行中の小休止 ■悪天候の休憩 ■余力のある休憩をとる ■疲労部位のもみほぐし ■歩行中の間食 ■間食の選び方
・歩行中の注意 ■道の間違い、道での迷い ■以上を感じた時のチェックポイント ■ルートの崩壊
・注意したいルート、道を失いやすいルート ■ヤブ漕ぎ ■泣きたい気持ちのヤブ漕ぎ ■首がのぞくヤブ ■目の高さに達するヤブ ■急斜面のヤブ漕ぎ ■登山ルートをはずした場合のヤブ漕ぎ ■けもの道 ■岩の多い地形 ■岩稜帯 ■谷筋や岩場での立ち往生 ■徒渉の多いコース ■沢の増水 ■登山ルートの変更、変化
・コースの状況とその対策 ■積雪時のコース ■凍結したコース ■スリップ時の倒れ方 ■落石 ■人為(人工)落石 ■道標 ■雷 ■日没前の歩行 ■夜間歩行
第六章 山小屋とテント
・山小屋 ■山小屋の種類 ■小屋への宿泊申し込み ■山小屋での食事の順番 ■小屋での挨拶、会話 ■小屋番からの情報 ■同宿舎との挨拶 ■山小屋内での荷物整頓
・テント生活 ■テント生活の前に小屋泊りを経験する ■テントを張る場所 ■テントの扱い ■テント内の換気
・山での生活術と用語 ■ゴミの持ち帰り ■早発ち早着き ■早朝の駅前にて ■飲料水は早めに確保 ■水の汚れ ■濡れた衣服の乾燥 ■濡れた衣類、靴下の着用 ■着干し ■クマ避け ■ハンターに注意 ■標高と気温 ■最高気温と最低気温 ■東京・富士山の気温 ■体感温度 ■季節と耐寒 ■薄明・薄暮 ■標高と気圧 ■高山病 ■標高と難易度 ■標高差と所要時間 ■森林限界(樹林限界) ■コースタイム ■タクシー相乗り ■バス回数券 ■帰宅後の整理 ■陰干し
第七章 山の情報
・情報収集 ■情報収集の難易 ■山行を豊かにする情報 ■歩行中の会話 ■現在地点の確認とメモ ■こまめにメモをつける ■不確かな情報 ■メモの効用 ■帰宅後に山行メモの整理 ■情報を疑ってみる
第八章 月別の天候と山の状況
・■1月 ■2月 ■3月 ■4月 ■5月 ■6月 ■7月 ■8月 ■9月 ■10月 ■11月 ■12月
・気象情報に関心をもつ ■天気予報の当たる確率 ■3ヶ所の天気調べ
第九章 ピンチに遭った時の対処
・遭難対策 不時露営の決定は早めに ■非常時には体力温存 ■体温保持
・パニック対策 冷静な判断と行動を ■気の動転を静める ■持久戦も想定する ■不安心理からの脱出 ■谷筋へ下らずに尾根をたどる ■目印を残す
・遭難者の生存例からの教訓
・生存例からわかること
序盤のコラム「日本列島徒歩横断と各アルプス連結」は太平洋側の小田原から日本海側の親不知へ抜けるルートで、2年前のテレビ番組「ニッポン インポッシブル」を思い出した。
(お笑い芸人「乙」ってその後めっきり見ないな・・・)
各ページ下部1/4にもミニコラムがあり「単独行の気持ち」を読んでいると著者の飾らない本心が掛かれていてとても興味深く思わず笑ってしまう話も多い。
一昔前の書籍はどことなく味のある内容が多く読んでいて楽しい。
17年前の本だが読んでおいて損のない1冊。
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【目次】
序章 単独行の行動原点
・単独行の行動原点
・本書の対象者
・本書で扱う登山分野
第一章 単独行のアウトラインをつかむために
・個人的体験の紹介 ■登山のきっかけ ■登山用具店での不安 ■他人の服装・装備 ■登山口での後ろめたさ ■山イコール遭難のイメージ ■山岳会には無所属 ■宿泊 ■服装 ■食事 ■靴
・初期のころの山へ向かう気持ち ■わけもわからずガムシャラに登った時期 ■具体的な不安を感じた時期 ■熱中のほとぼりが冷めてきた時期 ■テーマを追って、活の入った時期 ■トレーニング ■月別入山日数
コラム…日本列島徒歩横断と書くアルプス連結
第二章 登山の世界・単独行の世界
・登山の世界 幕開けから現在まで
・単独行の世界 山岳会での特殊な存在 ■自分に合った登山スタイルを選ぶ ■単独行の心構え
・不安の克服と解消のための対策 ■不安 ■不安の克服 ■不安の内容 ■不安内容の分類
・単独行の事故責任は自己責任 ■トラブル ■パニック時 ■応急処置
第三章 山歩き未経験者のための入門編
・知識・技術の習得の経過 ■自転車の例
・あなたの基礎体力チェック ■力の入れ方、抜き方 ■基礎体力づくり ■運動していなかった人 ■急激な変化は危険 ■日常生活での運動量をチェック ■日常の歩行と山歩きの違い
・基礎体力づくり 山へ出かける前に ■履き心地のいい靴を選ぶ ■自信をつける ■階段での登り坂疑似体験
・初期段階の山歩き ■体調、体力に自信ができた段階で手はじめに行く山 ■不安を解消するために ■初期に心がけること ■出発数日前、前日 ■山行前に炭水化物を蓄積 ■手がかりを残す ■登山計画書を書く ■山岳保険 ■当日の行動について ■山行後の検討 ■初心者にありがちなパターン
第四章 道具・装備
・道具・装備の選び方、つきあい方 ■道具・装備のそろえ方 ■登山用具店での買い物 ■登る山の順序と買いそろえ方
・登山靴 歩行時の頼もしい味方 ■季節による履き替え ■登山靴以外の履き物 ■布製登山靴 ■革製登山靴 ■プラスチック・ブーツ
・登山靴のサイズ合わせ時の注意 ■靴下を履く ■靴の履き比べ ■靴の余裕度チェック ■靴の履き慣らし ■靴ひもの調節
・革製登山靴の手入れ ■靴の汚れ ■保革油を塗る ■濡れた革靴の手入れ ■保管場所
・登山靴の傷み方とその対策 ■布製靴の場合の靴の傷み方 ■革製靴の場合の靴の傷み方
・スパッツ 雪や泥を寄せ付けない
・ザック 身体との一体感がたいせつ ■ザックの大きさ ■ザックの使い分け ■身体との一体感 ■ベルトの位置移動が可能なザック ■雨ぶたとポケットの利用
・パッキング(荷物の詰め方) ■取り出しやすいパッキング ■ザック内の整理 ■余裕のあるパッキング ■ザックカバー
・服装 ■服装の選び方 ■衣服の調節 ■体温保持 ■防風着 ■セーター ■下着 ■長そでシャツ ■ズボン
・雨具と降雨時の装着条件 ■雨具の種類 ■草露 ■強風時の雨 ■雨天時の注意 ■樹雨 ■寒い時の雨 ■雨の日の軍手
・水筒 水の確保と運搬 ■水筒の種類 ■寒冷時の水筒
・コンロとライト 熱と光は強い味方 ■コンロ(ストーブ) ■ライト(ランプ) ■電池 ■電池の交換
・寝袋 ■寝袋の使用法 ■寝袋の保管
・その他の携行品 ■ガイドブック ■地図 ■天気図 ■細引き(細いロープ)
第五章 自分に合った歩行
・歩行の基本 ■歩行ペース ■登り優先が基本 ■抜かれてもあせらない ■他者のペースを乱さない ■一歩一歩の技術
・疲れにくい歩行技術の工夫 ■ウォーミングアップで体をほぐす ■景色を楽しみながら歩く ■歩行開始30分後
・斜面と荷物に合わせた歩行 ■登り坂での歩き方 ■緩斜面と急斜面 ■砂の斜面 ■荷物量に会わせた歩き方 ■軽い荷物の時と重い荷物の時 ■中程度の重さの荷物の時 ■重い荷物の時
・足の運びの基本と体重移動 ■足の下し方 ■ネコ足 ■足裏の着け方 ■体のブレと体重移動 ■歩行中の視線、視野 ■単独行の視野 ■平坦な登山道 ■下りでの注意 ■下り坂での足の動作
・歩行中の呼吸と発刊 ■呼吸の仕方 ■呼吸の深さと浅さ ■乱れた呼吸の整え方 ■予備呼吸量と予備呼気量 ■脈拍 ■むやみに汗をかかない、息を乱さない ■歩きはじめの無用の汗 ■背中とザックの間の汗 ■発汗量 ■発汗と水分補給 ■水の飲み方
・休憩 ■歩行中の小休止 ■悪天候の休憩 ■余力のある休憩をとる ■疲労部位のもみほぐし ■歩行中の間食 ■間食の選び方
・歩行中の注意 ■道の間違い、道での迷い ■以上を感じた時のチェックポイント ■ルートの崩壊
・注意したいルート、道を失いやすいルート ■ヤブ漕ぎ ■泣きたい気持ちのヤブ漕ぎ ■首がのぞくヤブ ■目の高さに達するヤブ ■急斜面のヤブ漕ぎ ■登山ルートをはずした場合のヤブ漕ぎ ■けもの道 ■岩の多い地形 ■岩稜帯 ■谷筋や岩場での立ち往生 ■徒渉の多いコース ■沢の増水 ■登山ルートの変更、変化
・コースの状況とその対策 ■積雪時のコース ■凍結したコース ■スリップ時の倒れ方 ■落石 ■人為(人工)落石 ■道標 ■雷 ■日没前の歩行 ■夜間歩行
第六章 山小屋とテント
・山小屋 ■山小屋の種類 ■小屋への宿泊申し込み ■山小屋での食事の順番 ■小屋での挨拶、会話 ■小屋番からの情報 ■同宿舎との挨拶 ■山小屋内での荷物整頓
・テント生活 ■テント生活の前に小屋泊りを経験する ■テントを張る場所 ■テントの扱い ■テント内の換気
・山での生活術と用語 ■ゴミの持ち帰り ■早発ち早着き ■早朝の駅前にて ■飲料水は早めに確保 ■水の汚れ ■濡れた衣服の乾燥 ■濡れた衣類、靴下の着用 ■着干し ■クマ避け ■ハンターに注意 ■標高と気温 ■最高気温と最低気温 ■東京・富士山の気温 ■体感温度 ■季節と耐寒 ■薄明・薄暮 ■標高と気圧 ■高山病 ■標高と難易度 ■標高差と所要時間 ■森林限界(樹林限界) ■コースタイム ■タクシー相乗り ■バス回数券 ■帰宅後の整理 ■陰干し
第七章 山の情報
・情報収集 ■情報収集の難易 ■山行を豊かにする情報 ■歩行中の会話 ■現在地点の確認とメモ ■こまめにメモをつける ■不確かな情報 ■メモの効用 ■帰宅後に山行メモの整理 ■情報を疑ってみる
第八章 月別の天候と山の状況
・■1月 ■2月 ■3月 ■4月 ■5月 ■6月 ■7月 ■8月 ■9月 ■10月 ■11月 ■12月
・気象情報に関心をもつ ■天気予報の当たる確率 ■3ヶ所の天気調べ
第九章 ピンチに遭った時の対処
・遭難対策 不時露営の決定は早めに ■非常時には体力温存 ■体温保持
・パニック対策 冷静な判断と行動を ■気の動転を静める ■持久戦も想定する ■不安心理からの脱出 ■谷筋へ下らずに尾根をたどる ■目印を残す
・遭難者の生存例からの教訓
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