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参考書
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参考書№311 決定版 雪崩学
記事投稿日:2013年03月09日
先日読んだ「最新雪崩学入門(1996)」の改訂版(に相当するものと思われる)
重複する項目もあるが加筆修正や新たな内容が多く追加されており、ふんだんな写真・イラストと共にかなりディープでありながら分かりやすい解説になっている。
光透過型粒度ゲージと光不透過型粒度ゲージ・各種スノーサンプラー・アベラングなど他の雪崩解説書には出てこない道具も多数掲載されていており、さすが豪雪地帯の研究会ならではの内容で大変勉強になる。
また「消防防災ヘリと警察ヘリの特徴」は興味深く、遭難時の通報「119」と「110」を混同していた。
(本文より転載)
1.地上での山岳救助能力
消防:不充分
警察:訓練練度が高く山岳救助隊と連携が可能
2.救急治療の知識経験・装備
消防:万全
警察:不十分
3.雪崩遭難発生時にどこに通報するか
①消防「119」へ通報する場合
・遭難者の捜索、収容は自分たちで行える
・遭難者に高度の救急治療を行う緊急性がある
②警察「110」へ通報する場合
・遭難者の捜索、収容に援助が必要
・遭難者の負傷程度に緊急性がない
※通報の場合分けは基本だが両方に通報するのが日本の現状では最善だと本書には記されている(2002発刊時点)
参考書というより事典的レベルの非常に内容の濃い1冊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【目次】 ※青文字は「最新雪崩学入門」と重複項目
1章 雪を科学する 秋田谷英次・尾関俊浩・福沢卓也
1.降る雪・積もる雪
(1)雪は天からの手紙である
(2)雪の結晶のできかた
(3)雪の層のできかた
(4)雪庇のでき方
2.積もってからの雪の変化
(1)圧密と焼結
(2)昇華蒸発と昇華凝結
(3)水が関与した変態
3.積雪の分類と積雪層の変化
4.雪崩の基礎知識
(1)雪崩の何を見ればよいか
(2)雪崩の運動形態
(3)雪崩のスピード
(4)雪崩はどこまで到達するか
(5)雪崩の内部構造と衝撃力
(6)スラッシュ雪崩
(7)雪崩の運動モデル
2章 雪崩の発生メカニズム 秋田谷英次・成瀬廉二・尾関俊浩・福沢卓也
1.雪崩の分類
2.面発生表層雪崩
(1)発生のキーを握る「弱層」
(2)5種類の弱層
(3)弱層形成と雪崩発生
(4)弱層の寿命
(5)弱層がない表層雪崩
3.点発生表層雪崩
4.全層雪崩
(1)全層雪崩の発生メカニズム
(2)乾雪全層雪崩
5.外国の雪崩分類
6.ハードスラブ雪崩
(1)十勝連峰OP尾根の雪崩
(2)過去のハードスラブ雪崩事故
7.ブロック雪崩
8.氷雪崩
(1)懸垂氷河の崩落と氷雪崩
(2)氷雪崩の研究例
3章 雪崩の危険判別法 福沢卓也・成瀬廉二・阿部幹雄
1.面発生表層雪崩の対策
(1)ハンドテスト
(2)シャベルずりテスト
(3)コンプレッションテスト
(4)崩壊テストまたは雪柱載荷テスト
(5)ルッチブロックテスト
(6)スクラムジャンプテスト
2.各テスト方法の比較
(1)所要時間
(2)主観性
(3)雪の感触
3.弱層テストの評価基準
4.その他の雪崩の対策
(1)点発生表層雪崩の対策
(2)全層雪崩の対策
(3)ハードスラブ雪崩の対策
(4)氷雪崩の対策
4章 スキーパトロールとガイドのための実用的雪氷調査法 尾関俊浩
1.降雪の調査
(1)日降雪量
(2)積雪深
2.積雪の調査
(1)スノーピット
(2)層構造
(3)雪質と粒径
(4)硬度
(5)シアーフレームテスト
(6)上載積雪荷重
3.雪崩の発生予測に向けての観測項目
(1)雪温
(2)密度
付録 雪崩調査カード
5章 行動判断 樋口和生
1.ルート選択
(1)斜面の傾斜度
(2)地形図による判断
(3)植生による判断
2.雪崩危険地帯の通過方法
(1)樹林帯内の雪崩危険地帯のルート判断
(2)疎林帯や白い斜面でのルート判断
(3)雪崩危険個所の通過
(4)雪庇の判断
(5)沢の中での判断
(6)視界がない場合の判断
3.行動するか否かの判断
(1)登高と下降
(2)トラバース
4.宿営地の選択と露営方法
(1)宿泊地の選択
(2)積雪期の露営方法
6章 雪崩対策の装備 阿部幹雄1.雪崩ビーコン
(1)雪崩ビーコン
(2)日本における雪崩ビーコン普及の歴史
(3)雪崩ビーコンの周波数は457kHz
(4)雪崩ビーコンの電波特性
(5)デジタル雪崩ビーコン
(6)雪崩ビーコン携行者の生存率
(7)日本で最初の雪崩ビーコンによる生存救出
(8)雪崩ビーコンの機種
(9)雪崩ビーコンの選択基準
(10)雪崩ビーコンの性能比較
2.シャベル
(1)1人に1本のシャベル
(2)シャベルの選択基準
(3)シャベルの機種
3.ゾンデ
(1)ゾンデについて
(2)ゾンデの選択基準
(3)ゾンデの機種
4.そのほかの装備
(1)レッコ
(2)雪崩紐
(3)ナイフ
(4)ノコギリ
(5)エアーバック
(6)アバラング
(7そのほかの道具
7章 セルフレスキュー 阿部幹雄
1.雪崩遭難者の生存救出は時間との競争
(1)雪崩埋没者の生存率
(2)セルフレスキューの実践
(3)セルフレスキュー実践のための装備
2.雪崩に遭遇した時の行動
(1)雪崩に巻き込まれた者の行動
(2)捜索者の行動
(3)遭難者の埋没位置の推定
3.雪崩ビーコンによる捜索方法
(1)直角法と電波誘導法
(2)電波誘導法による捜索
(3)直角法による捜索
(4)雪崩ビーコンの機能チェック
(5)雪崩ビーコン使用の注意
(6)雪崩ビーコンの捜索練習法
4.雪崩ビーコンがない場合のセルフレスキュー
(1)緊急パトロール
(2)ゾンデ捜索
5.救助隊の要請
8章 セルフレスキューだけでは生存救出できない 阿部幹雄
1.セルフレスキューの限界
(1)セルフレスキュー実践の概念
(2)セルフレスキューの限界
2.チームレスキュー
(1)救助隊
(2)山岳型の雪崩災害とレジャー型の雪崩災害のレスキュー態勢
3.これからはヘリコプターの時代
(1)ヘリコプター配備の充実
(2)消防防災ヘリコプターと警察ヘリコプターの特徴
4.ヘリコプター救助に必要な知識
(1)隊員の降下方法
(2)収容方法
(3)着陸、ホバリングの注意事項
(4)ヘリコプター誘導の方法
(5)ヘリコプター救助に必要な情報
(6)ヘリコプターに発見されやすい方法
(7)ヘリコプターが飛行できない時
(8)費用
5.雪崩犬を育てよう
(1)雪崩犬の優秀な能力
(2)犯罪捜査犬と雪崩犬
(3)雪崩犬の選定条件
(4)雪崩犬の育て方
9章 遭難者発見後の対応 樋口和生
1.遭難者発見後の医療的措置について
(1)埋没時間と死亡率
(2)救助の現場でできること
(3)低体温症
(4)窒息
(5)低体温症か窒息かの判断と対処法
(6)凍傷
(7)骨折・脱臼
(8)その他
2.遭難者の搬出
(1)担ぎ降ろす
(2)ソリによる搬出
3.遺体の安置
(1)ダメージのチェック
(2)遺体の安置
10章 救助隊による本格的捜索 樋口和生
1.ゾンデーレン
(1)ゾンデ隊の組織
(2)ゾンデ捜索の実際
2.トレンチ掘り
3.導水融雪法
4.パトロール
5.その他の捜索方法
(1)金属探知機
(2)インパルスレーダー
(3)地中探査レーダー
(4)電磁波探知装置[シリウス]
11章 雪崩事故の実例 阿部幹雄
(1)ニセコアンヌプリ“春の滝”の雪崩
(2)ニセイカウシュッペ山“アンギラス”の雪崩
(3)樺戸山塊の全層雪崩
(4)十勝岳OP尾根のハードスラブ雪崩
(5)八ガ岳日ノ岳ルンゼの雪崩
(6)志賀高原前山スキー場コース外の雪崩
(7)カナダのヘリスキーでの大規模な雪崩
(8)谷川岳一ノ倉沢滝沢の雪崩
(9)蒲田川左俣・日本最大の表層雪崩
12章 雪崩対策の現状 福沢卓也・樋口和生・阿部幹雄
1.雪崩先進国スイスの現状
(1)充実したスイスの雪崩予報システム
(2)ここまで進んでいる雪崩コントロール
(3)スイス山岳会の雪崩講習会
2.ドイツの雪崩教育
3.日本のスキー場における雪崩対策
(1)ARAI MOUNTAIN & SNOW PARKの雪崩対策
(2)花火による雪崩コントロール
(3)ニセコ町の「雪に関する情報」
13章 山岳雪崩遭難の実体調査 福沢卓也
1.日本の雪崩遭難の実態
(1)山岳雪崩遭難の時代的推移
(2)雪崩のタイプときっかけ
(3)発生斜面の向き
(4)雪崩発生時の天候
(5)月ごとの発生件数
(6)雪崩発生時刻
2.ヒマラヤの雪崩事故の実態
(1)ヒマラヤ登山の事故原因
(2)事故原因の時代推移
14章 全国山岳雪崩発生地点地図 和泉 薫
1.ニセコ連峰 2.利尻山 3.大雪山 4.十勝連峰 5.札幌近郊 6.芦別岳周辺 7.日高連峰 8.知床連峰 9.北海道その他 10.谷川岳周辺 11.後立山連峰 12.黒部、剱・立山連峰 13.槍・穂高連峰 14.八ヶ岳周辺 15.南アルプス 16.富士山 17.大山 18.中央アルプス 19.その他
資料 阿部幹雄・樋口和生
1.日本の雪崩教育と雪崩関連情報
(1)雪崩教育を実施する団体と講習会・講演会
(2)雪崩関連情報
2.北海道雪崩事故防止研究会の概要と活動の歴史
重複する項目もあるが加筆修正や新たな内容が多く追加されており、ふんだんな写真・イラストと共にかなりディープでありながら分かりやすい解説になっている。
光透過型粒度ゲージと光不透過型粒度ゲージ・各種スノーサンプラー・アベラングなど他の雪崩解説書には出てこない道具も多数掲載されていており、さすが豪雪地帯の研究会ならではの内容で大変勉強になる。
また「消防防災ヘリと警察ヘリの特徴」は興味深く、遭難時の通報「119」と「110」を混同していた。
(本文より転載)
1.地上での山岳救助能力
消防:不充分
警察:訓練練度が高く山岳救助隊と連携が可能
2.救急治療の知識経験・装備
消防:万全
警察:不十分
3.雪崩遭難発生時にどこに通報するか
①消防「119」へ通報する場合
・遭難者の捜索、収容は自分たちで行える
・遭難者に高度の救急治療を行う緊急性がある
②警察「110」へ通報する場合
・遭難者の捜索、収容に援助が必要
・遭難者の負傷程度に緊急性がない
※通報の場合分けは基本だが両方に通報するのが日本の現状では最善だと本書には記されている(2002発刊時点)
参考書というより事典的レベルの非常に内容の濃い1冊。
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【目次】 ※青文字は「最新雪崩学入門」と重複項目
1章 雪を科学する 秋田谷英次・尾関俊浩・福沢卓也
1.降る雪・積もる雪
(1)雪は天からの手紙である
(2)雪の結晶のできかた
(3)雪の層のできかた
(4)雪庇のでき方
2.積もってからの雪の変化
(1)圧密と焼結
(2)昇華蒸発と昇華凝結
(3)水が関与した変態
3.積雪の分類と積雪層の変化
4.雪崩の基礎知識
(1)雪崩の何を見ればよいか
(2)雪崩の運動形態
(3)雪崩のスピード
(4)雪崩はどこまで到達するか
(5)雪崩の内部構造と衝撃力
(6)スラッシュ雪崩
(7)雪崩の運動モデル
2章 雪崩の発生メカニズム 秋田谷英次・成瀬廉二・尾関俊浩・福沢卓也
1.雪崩の分類
2.面発生表層雪崩
(1)発生のキーを握る「弱層」
(2)5種類の弱層
(3)弱層形成と雪崩発生
(4)弱層の寿命
(5)弱層がない表層雪崩
3.点発生表層雪崩
4.全層雪崩
(1)全層雪崩の発生メカニズム
(2)乾雪全層雪崩
5.外国の雪崩分類
6.ハードスラブ雪崩
(1)十勝連峰OP尾根の雪崩
(2)過去のハードスラブ雪崩事故
7.ブロック雪崩
8.氷雪崩
(1)懸垂氷河の崩落と氷雪崩
(2)氷雪崩の研究例
3章 雪崩の危険判別法 福沢卓也・成瀬廉二・阿部幹雄
1.面発生表層雪崩の対策
(1)ハンドテスト
(2)シャベルずりテスト
(3)コンプレッションテスト
(4)崩壊テストまたは雪柱載荷テスト
(5)ルッチブロックテスト
(6)スクラムジャンプテスト
2.各テスト方法の比較
(1)所要時間
(2)主観性
(3)雪の感触
3.弱層テストの評価基準
4.その他の雪崩の対策
(1)点発生表層雪崩の対策
(2)全層雪崩の対策
(3)ハードスラブ雪崩の対策
(4)氷雪崩の対策
4章 スキーパトロールとガイドのための実用的雪氷調査法 尾関俊浩
1.降雪の調査
(1)日降雪量
(2)積雪深
2.積雪の調査
(1)スノーピット
(2)層構造
(3)雪質と粒径
(4)硬度
(5)シアーフレームテスト
(6)上載積雪荷重
3.雪崩の発生予測に向けての観測項目
(1)雪温
(2)密度
付録 雪崩調査カード
5章 行動判断 樋口和生
1.ルート選択
(1)斜面の傾斜度
(2)地形図による判断
(3)植生による判断
2.雪崩危険地帯の通過方法
(1)樹林帯内の雪崩危険地帯のルート判断
(2)疎林帯や白い斜面でのルート判断
(3)雪崩危険個所の通過
(4)雪庇の判断
(5)沢の中での判断
(6)視界がない場合の判断
3.行動するか否かの判断
(1)登高と下降
(2)トラバース
4.宿営地の選択と露営方法
(1)宿泊地の選択
(2)積雪期の露営方法
6章 雪崩対策の装備 阿部幹雄1.雪崩ビーコン
(1)雪崩ビーコン
(2)日本における雪崩ビーコン普及の歴史
(3)雪崩ビーコンの周波数は457kHz
(4)雪崩ビーコンの電波特性
(5)デジタル雪崩ビーコン
(6)雪崩ビーコン携行者の生存率
(7)日本で最初の雪崩ビーコンによる生存救出
(8)雪崩ビーコンの機種
(9)雪崩ビーコンの選択基準
(10)雪崩ビーコンの性能比較
2.シャベル
(1)1人に1本のシャベル
(2)シャベルの選択基準
(3)シャベルの機種
3.ゾンデ
(1)ゾンデについて
(2)ゾンデの選択基準
(3)ゾンデの機種
4.そのほかの装備
(1)レッコ
(2)雪崩紐
(3)ナイフ
(4)ノコギリ
(5)エアーバック
(6)アバラング
(7そのほかの道具
7章 セルフレスキュー 阿部幹雄
1.雪崩遭難者の生存救出は時間との競争
(1)雪崩埋没者の生存率
(2)セルフレスキューの実践
(3)セルフレスキュー実践のための装備
2.雪崩に遭遇した時の行動
(1)雪崩に巻き込まれた者の行動
(2)捜索者の行動
(3)遭難者の埋没位置の推定
3.雪崩ビーコンによる捜索方法
(1)直角法と電波誘導法
(2)電波誘導法による捜索
(3)直角法による捜索
(4)雪崩ビーコンの機能チェック
(5)雪崩ビーコン使用の注意
(6)雪崩ビーコンの捜索練習法
4.雪崩ビーコンがない場合のセルフレスキュー
(1)緊急パトロール
(2)ゾンデ捜索
5.救助隊の要請
8章 セルフレスキューだけでは生存救出できない 阿部幹雄
1.セルフレスキューの限界
(1)セルフレスキュー実践の概念
(2)セルフレスキューの限界
2.チームレスキュー
(1)救助隊
(2)山岳型の雪崩災害とレジャー型の雪崩災害のレスキュー態勢
3.これからはヘリコプターの時代
(1)ヘリコプター配備の充実
(2)消防防災ヘリコプターと警察ヘリコプターの特徴
4.ヘリコプター救助に必要な知識
(1)隊員の降下方法
(2)収容方法
(3)着陸、ホバリングの注意事項
(4)ヘリコプター誘導の方法
(5)ヘリコプター救助に必要な情報
(6)ヘリコプターに発見されやすい方法
(7)ヘリコプターが飛行できない時
(8)費用
5.雪崩犬を育てよう
(1)雪崩犬の優秀な能力
(2)犯罪捜査犬と雪崩犬
(3)雪崩犬の選定条件
(4)雪崩犬の育て方
9章 遭難者発見後の対応 樋口和生
1.遭難者発見後の医療的措置について
(1)埋没時間と死亡率
(2)救助の現場でできること
(3)低体温症
(4)窒息
(5)低体温症か窒息かの判断と対処法
(6)凍傷
(7)骨折・脱臼
(8)その他
2.遭難者の搬出
(1)担ぎ降ろす
(2)ソリによる搬出
3.遺体の安置
(1)ダメージのチェック
(2)遺体の安置
10章 救助隊による本格的捜索 樋口和生
1.ゾンデーレン
(1)ゾンデ隊の組織
(2)ゾンデ捜索の実際
2.トレンチ掘り
3.導水融雪法
4.パトロール
5.その他の捜索方法
(1)金属探知機
(2)インパルスレーダー
(3)地中探査レーダー
(4)電磁波探知装置[シリウス]
11章 雪崩事故の実例 阿部幹雄
(1)ニセコアンヌプリ“春の滝”の雪崩
(2)ニセイカウシュッペ山“アンギラス”の雪崩
(3)樺戸山塊の全層雪崩
(4)十勝岳OP尾根のハードスラブ雪崩
(5)八ガ岳日ノ岳ルンゼの雪崩
(6)志賀高原前山スキー場コース外の雪崩
(7)カナダのヘリスキーでの大規模な雪崩
(8)谷川岳一ノ倉沢滝沢の雪崩
(9)蒲田川左俣・日本最大の表層雪崩
12章 雪崩対策の現状 福沢卓也・樋口和生・阿部幹雄
1.雪崩先進国スイスの現状
(1)充実したスイスの雪崩予報システム
(2)ここまで進んでいる雪崩コントロール
(3)スイス山岳会の雪崩講習会
2.ドイツの雪崩教育
3.日本のスキー場における雪崩対策
(1)ARAI MOUNTAIN & SNOW PARKの雪崩対策
(2)花火による雪崩コントロール
(3)ニセコ町の「雪に関する情報」
13章 山岳雪崩遭難の実体調査 福沢卓也
1.日本の雪崩遭難の実態
(1)山岳雪崩遭難の時代的推移
(2)雪崩のタイプときっかけ
(3)発生斜面の向き
(4)雪崩発生時の天候
(5)月ごとの発生件数
(6)雪崩発生時刻
2.ヒマラヤの雪崩事故の実態
(1)ヒマラヤ登山の事故原因
(2)事故原因の時代推移
14章 全国山岳雪崩発生地点地図 和泉 薫
1.ニセコ連峰 2.利尻山 3.大雪山 4.十勝連峰 5.札幌近郊 6.芦別岳周辺 7.日高連峰 8.知床連峰 9.北海道その他 10.谷川岳周辺 11.後立山連峰 12.黒部、剱・立山連峰 13.槍・穂高連峰 14.八ヶ岳周辺 15.南アルプス 16.富士山 17.大山 18.中央アルプス 19.その他
資料 阿部幹雄・樋口和生
1.日本の雪崩教育と雪崩関連情報
(1)雪崩教育を実施する団体と講習会・講演会
(2)雪崩関連情報
2.北海道雪崩事故防止研究会の概要と活動の歴史
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