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2010/01/15発行の新刊。
昨年起きたトムラウシの大量遭難や、奥穂での救助ヘリ墜落などの最新遭難事故にも触れている。
羽根田氏の遭難についての書籍はこれまでに何冊か読んでいるのでダブる内容が多いが、今回一番興味深かったのが「行政ヘリ出動の有料化」について。
今では昔のように人力によって要救を担ぎ下ろさなくても要請すれば大抵ヘリが飛んできてくれる。
しかし携帯電話の普及と相まって常識では考えられないような「安易な救助要請」が頻発している。
その安易な要請も含めて2002年の長野県の統計では、人件費を除いた行政ヘリの年間維持費と燃料費が県警ヘリと消防防災ヘリ共に約1億円づつ掛かっている(捜索に掛かった人件費を含めると一体幾らになるのか…)
行政ヘリの出動なのでこの莫大な費用は要救に対して請求はない。ではどうやってその分を補っているかと言えば無論その県の人々の血税である。県外から入山し遭難した要救を救助するために掛かった多額の費用を負担させられる登山と関係のない県民の人々にとってみれば堪ったものではない。
個人的に「行政ヘリの有料化」は著者同様に賛成である。そうすれば一刻を争う中「民間ヘリは金が掛かるから嫌だ」と駄々をこねる要救も居なくなるだろうし、山岳保険の加入も増える事だろう。
ただ、保険に加入している事でまた違った「安易な救助要請」が増えるかもしれないが…
「登山は自己責任」と昔から言われる。
だが基本的な登山届を提出しなかったり、山岳保険に入っていない山ヤは多い。
一番重要なのは遭難しないための「心構え」と「備え」であることは言うまでもないが…
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昨年起きたトムラウシの大量遭難や、奥穂での救助ヘリ墜落などの最新遭難事故にも触れている。
羽根田氏の遭難についての書籍はこれまでに何冊か読んでいるのでダブる内容が多いが、今回一番興味深かったのが「行政ヘリ出動の有料化」について。
今では昔のように人力によって要救を担ぎ下ろさなくても要請すれば大抵ヘリが飛んできてくれる。
しかし携帯電話の普及と相まって常識では考えられないような「安易な救助要請」が頻発している。
その安易な要請も含めて2002年の長野県の統計では、人件費を除いた行政ヘリの年間維持費と燃料費が県警ヘリと消防防災ヘリ共に約1億円づつ掛かっている(捜索に掛かった人件費を含めると一体幾らになるのか…)
行政ヘリの出動なのでこの莫大な費用は要救に対して請求はない。ではどうやってその分を補っているかと言えば無論その県の人々の血税である。県外から入山し遭難した要救を救助するために掛かった多額の費用を負担させられる登山と関係のない県民の人々にとってみれば堪ったものではない。
個人的に「行政ヘリの有料化」は著者同様に賛成である。そうすれば一刻を争う中「民間ヘリは金が掛かるから嫌だ」と駄々をこねる要救も居なくなるだろうし、山岳保険の加入も増える事だろう。
ただ、保険に加入している事でまた違った「安易な救助要請」が増えるかもしれないが…
「登山は自己責任」と昔から言われる。
だが基本的な登山届を提出しなかったり、山岳保険に入っていない山ヤは多い。
一番重要なのは遭難しないための「心構え」と「備え」であることは言うまでもないが…
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