









記事投稿日:2015年10月12日
山岳救助犬を有する南アルプス山岳救助隊K-9の活躍を描いた短編小説集。
著者の作品は以前「山がくれた百のよろこび」や「言葉ふる森」で読んだことがある。
描写が巧みで「あぁ、あそこはそうだったなぁ」と記憶を甦らせてくれる。
専門的事柄もよく調べて書かれており、1つや2つは感じる「んっ?」的なものがない。
遭難救助の話ではあるがストーリー展開が面白くて悲壮感はなく、誰も悪者にすることなくホッコリする結末へと導く描き方が心地よい。個人的には通常の感覚に異なる種類の感覚を生じる特殊な知覚現象である「共感覚」や、以前に数回書いた「サードマン」について触れている点が興味深かった。
話の途中で時間や場所が交錯する(手法名が分からない)のだが、第1章ではそのタイミングで行間が全く空いておらず戸惑うこともあったが以降の章ではそれもなくなり読みやすくなった。
小説嫌いの自分でもサクサク完読。
楽しく読めて山に纏わる知識も得られるお勧めの1冊。
20151101追記 天空の犬へ続く
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面白かったので発刊が前後するがこれも読んでみたくなった。
著者の作品は以前「山がくれた百のよろこび」や「言葉ふる森」で読んだことがある。
描写が巧みで「あぁ、あそこはそうだったなぁ」と記憶を甦らせてくれる。
専門的事柄もよく調べて書かれており、1つや2つは感じる「んっ?」的なものがない。
遭難救助の話ではあるがストーリー展開が面白くて悲壮感はなく、誰も悪者にすることなくホッコリする結末へと導く描き方が心地よい。個人的には通常の感覚に異なる種類の感覚を生じる特殊な知覚現象である「共感覚」や、以前に数回書いた「サードマン」について触れている点が興味深かった。
話の途中で時間や場所が交錯する(手法名が分からない)のだが、第1章ではそのタイミングで行間が全く空いておらず戸惑うこともあったが以降の章ではそれもなくなり読みやすくなった。
小説嫌いの自分でもサクサク完読。
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20151101追記 天空の犬へ続く
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面白かったので発刊が前後するがこれも読んでみたくなった。
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