へたれ山ヤの漢気日記

タイトル：登頂 竹内洋岳
著者：塩野 米松
出版社：筑摩書房
個人的お勧め度★★★★☆

2012年に日本人初の8000メートル峰14座登頂を果たした竹内洋岳氏。
この記録達成までを本人からの聞き取りや関係者へのインタビューなどで纏めたノンフィクション。

会話形式の記述が多いので当時の状況がリアルに感じられる。
概念図と高低表が2ヶ所ほどしか挿入されていないので、もう少し写真や説明イラストなどがあるとイメージしやすいのだが･･･

同時期に発刊された「標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学」と合わせて読むといいかも。


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【目次】

第1章　8000メートルの山とは
8000メートルという超高所とは/日本人初になった理由/私の14座頂上/良い山とは/極地法とアルパインスタイル/公募隊というスタイル/登山の費用は？/高所でのトイレは？/プロとアマ

第2章　パートナー募集
パートナー募集！/パートナー決定/なぜパートナーを募集したのか

第3章　チョー・オユーへ
13座目チョー・オユーへ/高度順化/C1へ/C1の夜/C2/サミットプッシュとリタイア/断念

第4章　再びチョー・オユーへ
チョー・オユー2度目の挑戦/中島ケンロウの話【専攻は物理/海外遠征/消防署員に/ウェックトレックに就職/竹内さんとの出会い/写真家を目指したのは？/前回のチョー・オユー】
カトマンズ到着/Cへ/ダウン/頂上へ/竹内洋岳の話【韓国隊/C2から/頂上台地/帰り道がわからない/もう一つの不安】
「非常に冷静でしたね」/寝ても死なない

第5章　14座目ダウラギリへ
14座目ダウラギリに挑む/アイランドピーク/ダウラギリ・ベースキャンプに到着/不測の事態が/1人の登山/ビバーク/帰還/終わったという感じは全くない/これから


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25日にヒマラヤの玄関口であるカトマンズとポカラの間を震源とするM7.8の地震が発生。野口健やなすびは無事だったようだが、日本人登山者が1名雪崩で死亡したとのこと。
現地では多くの犠牲者が出ている。その数は増える一方･･･
亡くなられた方々に対して謹んで哀悼の意を表します。
地球全体が本格的活動期に突入した現在。
防災対策は万全に。