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 Posted by KG少佐
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参考書
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参考書№399 もっと登れる 山の食料計画
記事投稿日:2014年12月18日
自身14冊目の山登りABCシリーズ。
本書は山登りを「食」の面から解説。
運動・活動の強度が安静座位(座って安静にしている状態)の何倍に相当するかを1時間当たりの数値で表した「METs(メッツ)」という単位が面白い。仮に4.5kg~9.0kgの荷物を背負って登山する行為は7.3メッツだという。数値はランニングの8.3メッツより少ないが仮にランニング1hに対して登山が7hだとすると8.3:51.1になり約6倍も高い活動量になる。
※転載
運動別メッツ表
2.3⇒全身を使ったTVゲーム(バランス運動など)
2.5⇒ヨガ、ビリヤード
3.0⇒ボウリング、バレーボール、太極拳
4.0⇒卓球、パワーヨガ、ラジオ体操第一
5.0⇒野球、ソフトボール、サーフィン、バレエ
6.0⇒ウェイトトレーニング、バスケットボール
7.0⇒サッカー、スキー、スケート
7.3⇒山を登る(4.5kg~9.0kgの荷物を背負って※下記に重さ別数値表あり)
8.0⇒サイクリング(20km/h)
8.3⇒ランニング(8km/h)
9.0⇒クロスカントリー
10.3⇒武術(柔道、空手、キックボクシングなど)
11.0⇒ランニング(11.3km/h)
またエネルギー消費量から見ると例えば塔ノ岳表尾根を4.5kg~9.0kgの荷物を背負ってピストンした場合、7.3メッツx7.7h(標準コースタイム)x60kg(仮体重)=約3373kcal(おにぎり1個180kcalとして約19個分)になり、フルマラソンを5時間で完走した場合は9.0メッツ(42.195km÷5h=8.4km/h)x5hx60kg=約2700km(おにぎり15個分)になるので登山の方がフルマラソンより消費エネルギーが多くなる。
但し登山の方が強度(メッツ)が少ないので体への負担がフルマラソンより少ない。
※転載
運動・活動の消費エネルギー計算式
消費エネルギー(kcal)=運動強度(METs(メッツ))x時間(h)x体重(kg)
登山の運動強度
6.3(メッツ)⇒荷物なしの場合
6.5(メッツ)⇒0.0~4.1kgの荷物を背負った場合
7.3(メッツ)⇒4.5~9.0kgの荷物を背負った場合
8.3(メッツ)⇒9.5~19.1kgの荷物を背負った場合
9.0(メッツ)⇒19.1kg以上の荷物を背負った場合
※実際に歩く時間がコースタイムよりも早くても遅くても、計算上は必ず地図に書いてある標準コースタイム(休憩を含めない)で計算。
その他、栄養学の基本から登山で起こる様々な症状への対策、食料計画、レシピなどコンパクトにまとめてあって分かりやすい。
今まで全般的に内容薄&割高で毛嫌いしていたABCシリーズだったがこれはお勧めの1冊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【目次】
1 山の栄養学
・山の栄養学
・登山の活動量
・登山のエネルギー消費量
・登山のエネルギー供給源
・歩行のペース配分
・シャリバテ対策
・食欲低下対策
・筋肉痛対策
・脱水症対策
・熱中症対策
・低体温症対策
・高山病対策
■コラム 日常の食事を改善する
2 山の食料計画
・食料計画の考え方
・山ごはんの基本
・行動食の基本
・水分補給の基本
・非常食・予備食の基本
・サプリメントの活用
・日帰り登山の食料計画
・山岳縦走の食料計画
■スタイル別の食料計画
・積雪期の登山
・クライミング
・トレイルランニング
■コラム ペミカン考察
3 山の食品学
・食材選びの考え方
・食中毒の予防
■食材の特徴と利用法
・穀類・いも類
・野菜・果物類
・肉類・魚介類
・卵・牛乳・乳製品
・豆・大豆製品
・きのこ・海藻類
・種実・油脂類・調味料
・スパイス・香味野菜
・フリーズドライ・レトルトパウチ食品
■山調理のアイデア箱
・仕込み・持ち運び編
・調理・後片付け編
■コラム アルコールと登山
4 基礎の栄養学
・栄養素の役割
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・ビタミン
・ミネラル
・フィトケミカル
・プロバイオティクス
・エルゴジェニックエイド
巻末付録
・栄養素早わかり辞典
・山ごはんレシピ
本書は山登りを「食」の面から解説。
運動・活動の強度が安静座位(座って安静にしている状態)の何倍に相当するかを1時間当たりの数値で表した「METs(メッツ)」という単位が面白い。仮に4.5kg~9.0kgの荷物を背負って登山する行為は7.3メッツだという。数値はランニングの8.3メッツより少ないが仮にランニング1hに対して登山が7hだとすると8.3:51.1になり約6倍も高い活動量になる。
※転載
運動別メッツ表
2.3⇒全身を使ったTVゲーム(バランス運動など)
2.5⇒ヨガ、ビリヤード
3.0⇒ボウリング、バレーボール、太極拳
4.0⇒卓球、パワーヨガ、ラジオ体操第一
5.0⇒野球、ソフトボール、サーフィン、バレエ
6.0⇒ウェイトトレーニング、バスケットボール
7.0⇒サッカー、スキー、スケート
7.3⇒山を登る(4.5kg~9.0kgの荷物を背負って※下記に重さ別数値表あり)
8.0⇒サイクリング(20km/h)
8.3⇒ランニング(8km/h)
9.0⇒クロスカントリー
10.3⇒武術(柔道、空手、キックボクシングなど)
11.0⇒ランニング(11.3km/h)
またエネルギー消費量から見ると例えば塔ノ岳表尾根を4.5kg~9.0kgの荷物を背負ってピストンした場合、7.3メッツx7.7h(標準コースタイム)x60kg(仮体重)=約3373kcal(おにぎり1個180kcalとして約19個分)になり、フルマラソンを5時間で完走した場合は9.0メッツ(42.195km÷5h=8.4km/h)x5hx60kg=約2700km(おにぎり15個分)になるので登山の方がフルマラソンより消費エネルギーが多くなる。
但し登山の方が強度(メッツ)が少ないので体への負担がフルマラソンより少ない。
※転載
運動・活動の消費エネルギー計算式
消費エネルギー(kcal)=運動強度(METs(メッツ))x時間(h)x体重(kg)
登山の運動強度
6.3(メッツ)⇒荷物なしの場合
6.5(メッツ)⇒0.0~4.1kgの荷物を背負った場合
7.3(メッツ)⇒4.5~9.0kgの荷物を背負った場合
8.3(メッツ)⇒9.5~19.1kgの荷物を背負った場合
9.0(メッツ)⇒19.1kg以上の荷物を背負った場合
※実際に歩く時間がコースタイムよりも早くても遅くても、計算上は必ず地図に書いてある標準コースタイム(休憩を含めない)で計算。
その他、栄養学の基本から登山で起こる様々な症状への対策、食料計画、レシピなどコンパクトにまとめてあって分かりやすい。
今まで全般的に内容薄&割高で毛嫌いしていたABCシリーズだったがこれはお勧めの1冊。
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【目次】
1 山の栄養学
・山の栄養学
・登山の活動量
・登山のエネルギー消費量
・登山のエネルギー供給源
・歩行のペース配分
・シャリバテ対策
・食欲低下対策
・筋肉痛対策
・脱水症対策
・熱中症対策
・低体温症対策
・高山病対策
■コラム 日常の食事を改善する
2 山の食料計画
・食料計画の考え方
・山ごはんの基本
・行動食の基本
・水分補給の基本
・非常食・予備食の基本
・サプリメントの活用
・日帰り登山の食料計画
・山岳縦走の食料計画
■スタイル別の食料計画
・積雪期の登山
・クライミング
・トレイルランニング
■コラム ペミカン考察
3 山の食品学
・食材選びの考え方
・食中毒の予防
■食材の特徴と利用法
・穀類・いも類
・野菜・果物類
・肉類・魚介類
・卵・牛乳・乳製品
・豆・大豆製品
・きのこ・海藻類
・種実・油脂類・調味料
・スパイス・香味野菜
・フリーズドライ・レトルトパウチ食品
■山調理のアイデア箱
・仕込み・持ち運び編
・調理・後片付け編
■コラム アルコールと登山
4 基礎の栄養学
・栄養素の役割
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・ビタミン
・ミネラル
・フィトケミカル
・プロバイオティクス
・エルゴジェニックエイド
巻末付録
・栄養素早わかり辞典
・山ごはんレシピ
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