『へたれ山ヤの漢気日記』 に訪問ありがとうございます。
  登山の道具,ウェア,グッズ,書籍,映像などのインプレと山行記録をメインに書いています。
  登山に関連するアウトドアやキャンプの道具&グッズ・書籍と幕営記録も書いています。
  最近はマウンテンバイク『ROCKRIDER5.2』のポタリングやパーツレビューも書いています。
  記事は全てカテゴリー別になっていますので宜しければ左サイドメニューの項目も参照下さい。
  上部ナビボタンを使用すると当サイトの記事一覧や画像一覧等の検索が容易に出来ます。
  追記もしくは訂正の記述が特にない場合は記事投稿時点での価格及び情報になります。
  記事を参考に購入や加工等をされる場合は自己責任でお願いします(一切責任を負いません)
  「IE」「Chrome」以外のブラウザ及びスマホ・携帯等では正常に表示されない場合があります。
 Posted by KG少佐
HOME >
SITE MAP >
参考書
>>
参考書№385 〈運ぶヒト〉の人類学
記事投稿日:2014年10月07日
二足歩行するようになった人類が空いた両手で荷物を「運ぶ」事が出来るようになる。
その行為によってアフリカ起源の人類が世界各地に拡散・発展したという仮説を解説。
「二重文節言語」など全体的に興味深い内容だが中でも自分が気になったのはやはり登山に関わる項目。「背負い運搬における重心の高低」では昔よく使っていた背負子の考察があったり、やってはみるがいつも上手くいかない「ナンバ歩き」についても触れている。
登山もザックを背負って「運ぶ」行為。
その原点を再考させてくれた1冊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【目次】
1 なぜ、「運ぶヒト」か?
・ヒトはアフリカで生まれ、世界にひろがった
・アフリカを出たとき、どうやってものを運んだのだろう?
・直立二足歩行が、「運ぶ」ことを可能にした
・直立二足歩行のはじまりは?
・頭蓋骨から推定できる二足歩行
・だが、そもそもヒトのはじまりは?
・これもヒトだけの特徴「二重分節言語」
・では、ホモポルターンスを研究する方法とは?
2 文化の三角測量
・文化を比較する二つの方法
・轆轤を逆にまわす
・日本での琵琶の普及
・風が吹けば桶屋が儲かる
・「はたらく」よろこび? それとも経済外的強制?
・労働をねぎらい、励ます言葉が豊かなモシ社会
・自己主張のつよさ
・市で活き活きとするヨメたち
・地縁組織の弱さ
・人間と道具の関係で比較すると
・アフリカ式溶鉱炉
・夏雨型農耕と冬雨型農耕
・全靴したままでの除草の方がラク?
・冬雨型のフランスではアザミ除去に一苦労
・文化の比較から、「身体技法」の比較へ
3 「身体技法」としての運び方
・身体と文化
・身体技法の集合としての「おこない」
・モノとのかかわりでの身体技法
・「運ぶ文化」にとっての生態学と働態学
・二重分節言語の条件
・運ぶ行為における、身体と道具
・西アフリカ黒人の身体特徴
・育児法などとの関連
・運搬法にみる三つの指向性
・前頭帯運搬の系譜は
・黒人、白人、黄人にみる運搬具の共通点と差違
4 「技術文化」と運搬法
・技術文化の指向性
・ヒトと道具―三つのモデル
・道具をまたがない日本の職人
・前頭帯と棒運搬をめぐる文化
・石器文化の西と東、竹の文化は?
・「朸」が提起する問題
・棒でかつぐ運搬の日本での異常な発達
・中国でも多様だった棒運搬
・三文化における「履き物」
・背負い運搬における重心の高低
・人力以外の動力活用への指向
・日本の川船輸送との比較で
・蒸気機関以後
5 「運ぶヒト」のゆくえ
・はじめどうやってモノを運んだか、再び
・頭上運搬の移り変わり
・より効率のよい運び方へ
・現代日本における身体技法
・「ナンバ歩き」
・「グローバル化」とは?
・グローバル化のはじまり
・進歩をめぐる楽観から、先の見えない悲観へ
・エスニックとグローバルのあいだ
・モノ運びの仮想パレード
・メキシコの少年らのグループ
・フランスのグループ
・いま、アフリカでは
・「運ぶヒト」の原点に帰って
その行為によってアフリカ起源の人類が世界各地に拡散・発展したという仮説を解説。
「二重文節言語」など全体的に興味深い内容だが中でも自分が気になったのはやはり登山に関わる項目。「背負い運搬における重心の高低」では昔よく使っていた背負子の考察があったり、やってはみるがいつも上手くいかない「ナンバ歩き」についても触れている。
登山もザックを背負って「運ぶ」行為。
その原点を再考させてくれた1冊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽天ブックスはこちら↓
|
【目次】
1 なぜ、「運ぶヒト」か?
・ヒトはアフリカで生まれ、世界にひろがった
・アフリカを出たとき、どうやってものを運んだのだろう?
・直立二足歩行が、「運ぶ」ことを可能にした
・直立二足歩行のはじまりは?
・頭蓋骨から推定できる二足歩行
・だが、そもそもヒトのはじまりは?
・これもヒトだけの特徴「二重分節言語」
・では、ホモポルターンスを研究する方法とは?
2 文化の三角測量
・文化を比較する二つの方法
・轆轤を逆にまわす
・日本での琵琶の普及
・風が吹けば桶屋が儲かる
・「はたらく」よろこび? それとも経済外的強制?
・労働をねぎらい、励ます言葉が豊かなモシ社会
・自己主張のつよさ
・市で活き活きとするヨメたち
・地縁組織の弱さ
・人間と道具の関係で比較すると
・アフリカ式溶鉱炉
・夏雨型農耕と冬雨型農耕
・全靴したままでの除草の方がラク?
・冬雨型のフランスではアザミ除去に一苦労
・文化の比較から、「身体技法」の比較へ
3 「身体技法」としての運び方
・身体と文化
・身体技法の集合としての「おこない」
・モノとのかかわりでの身体技法
・「運ぶ文化」にとっての生態学と働態学
・二重分節言語の条件
・運ぶ行為における、身体と道具
・西アフリカ黒人の身体特徴
・育児法などとの関連
・運搬法にみる三つの指向性
・前頭帯運搬の系譜は
・黒人、白人、黄人にみる運搬具の共通点と差違
4 「技術文化」と運搬法
・技術文化の指向性
・ヒトと道具―三つのモデル
・道具をまたがない日本の職人
・前頭帯と棒運搬をめぐる文化
・石器文化の西と東、竹の文化は?
・「朸」が提起する問題
・棒でかつぐ運搬の日本での異常な発達
・中国でも多様だった棒運搬
・三文化における「履き物」
・背負い運搬における重心の高低
・人力以外の動力活用への指向
・日本の川船輸送との比較で
・蒸気機関以後
5 「運ぶヒト」のゆくえ
・はじめどうやってモノを運んだか、再び
・頭上運搬の移り変わり
・より効率のよい運び方へ
・現代日本における身体技法
・「ナンバ歩き」
・「グローバル化」とは?
・グローバル化のはじまり
・進歩をめぐる楽観から、先の見えない悲観へ
・エスニックとグローバルのあいだ
・モノ運びの仮想パレード
・メキシコの少年らのグループ
・フランスのグループ
・いま、アフリカでは
・「運ぶヒト」の原点に帰って
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。