へたれ山ヤの漢気日記

山ヤになった「きっかけ」は人それぞれある事でしょう。

・学生時代に山岳部やワンゲルに入部して･･･
・百名山などの登山ブームに乗って･･･
・周りの知人・友人に誘われて･･･
・何らかの行事で連れて行かれて･･･
・雑誌や映像の綺麗な山岳風景に魅せられて･･･
・流行りの「山ガール」などのファッションスタイルから入って･･･

などなど。

自分は画像の箸袋の走り書きがきっかけ。

以前、知人とファミレスでいつもの？「おさぼりランチ」中に彼が山の話をしだした。
昔、某野外活動団体に○○年所属していた自分は行事の一環として富士山登山やオリエンテーリング・幕営・ビバークなどの経験はあったが、「登山」というジャンルに特別な興味はなかった。

彼の話を聞いていると、「幅が1mもないような両側が切り立った場所（馬の背）を歩いたりするんよ、まぁそんな所にわざわざ行くなんて自分でも変態だと思うわ」

ふむふむ･･･「そうでなくても普段から十分ヘンタイだと思ってたが」などと話してるうちに、山ヤにありがちな山歴の熱弁がヒートアップして段々具体的な話になり、つい先日に彼が北アルプスを縦走した時のルートを傍らにあった箸袋の裏にスラスラと書き出した。

「槍ヶ岳から恐怖で記憶が飛びながら大キレットを通って北穂へ・・・」
ほぅほぅ･･･んっ？槍や穂高は聞いた事があるが「大キレット」という単語は初めてだ。

「大キレットとはなんぞや？」と尋ねると、あーでこーでと説明を受ける。
しかし当時「山」を全く知らない自分にはイメージが沸いてこない。
ただ「大キレット」という単語の響きだけが妙に頭に残り「この箸袋もらってくわ」と別れる。

そして帰宅後ネットでググるうちに「大キレット（切戸 or 切処）」の姿を知る。
「あいつこんな所を通ったのか･･･」と驚く。

それ以来ネットで登山のブログなどを眺めるうちに「自分も幕営しながら日本アルプスを縦走してみたいなぁ」と思うようになり、早速頼んで低山の日帰りトレーニングから開始する。
登山道具なんて持ってなかったのでワークブーツと防災用に置いてあったデイバッグを背負って。

これが自分の山ヤの始まり。
あなたのきっかけ･･･覚えてますか？


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