参考書№430 なぜ人は地図を回すのか
村越真氏の
読図に関する書籍は4冊目。
今回はヒトのナビゲーション能力についてのメカニズムをあらゆる面から解説。
自分は普段下界では北向きオンリーで回すことはないが、山行中はルートファインディングやベアリングのために
地図に
コンパスをあてて体を回したりする。また
ハンディGPSは300m以下は進行方向表示にしている(カーナビは常に進路方向表示)
10年ぐらい前に「話を聞かない男、地図が読めない女」が流行ったこともあり、「クルクル回して見る人は方向音痴」みたいな見方が広がったような気がする。状況に応じて回すのも必要だし恥ずかしいことではないと思う(分野は違うが盲牌できないと恥ずかしいみたいな感じ?)
身近な実例だが高速道路が特に苦手で決して運転上手とは言えない岳友の奥さんがカーナビを一切使わず(普段もらしい)地図を取り出してルート確認するのを初めて見た時は驚いたと同時に「女は地図が読めない」と自身も90%ぐらい経験値で思い込んでいただけに衝撃的だった・・・
因みにその岳友の方は下界では方向音痴で自宅を出発したばかりのすぐ近所で迷うぐらいなのに決してナビを利用しない。その後もあまりに時間&金銭的ロスが多すぎるので指摘したら事前に目的地を入力してくるようになった。
なので男女の脳の差で読図能力を決め付けることはできないと思う。
”方向音痴”は男女問わず存在する。
それにしても”全日本方向音痴―ず”というその能力?を楽しむ会があるのには驚いた
読図が出来る人は方向音痴の人の気持ちを理解するのに、方向音痴の人は地図が読める人の仕組みを知ることができる面白い1冊。
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