参考書№415 もう道に迷わない
自身4冊目の
ヤマケイ新書シリーズ。
冒頭から
鈴鹿御池岳の遭難事例から始まるのが個人的に興味深い。
自ら実名を出し、言わば自分の恥を晒してまで後の山ヤに役立てて欲しいという当事者の気持に尊敬と感謝の念に堪えない。
どんなベテランでもちょっとしたキッカケで遭難の可能性がある。
色々な事例を知っておくだけでも落ち着いて対処することが出来る。
山ヤには是非読んでもらいたい1冊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽天ブックスはこちら↓
【目次】
第1章
道迷い遭難の事例に学ぶ
①
鈴鹿山脈御池岳の道迷い遭難
②房総。麻綿高原の道迷い遭難
③
ホワイトアウトの雪原を環状彷徨
第2章 さまざまな道迷い遭難の起こり方
①統計データにみる道迷い遭難
②全国で起こる道迷い遭難
③”近郊型”道迷い遭難の事例
④”深山型”道迷い遭難の事例
⑤残雪による道迷い遭難の事例
⑥積雪による道迷い遭難の事例
第3章
低山での道迷い遭難の実態
①
丹沢の道迷い遭難
②超初歩的みすや
装備不足による道迷い
③世附権現山/誤った情報が呼び込んだ道迷い
④檜洞丸/複雑な地形による道迷い(1)
⑤不老山/複雑な地形による道迷い(2)
⑥バリエーションルートに挑戦して道迷い
⑦まとめ 道迷い遭難のタイプ
第4章 道迷いを防ぐ登山技術“準備編”
①登山に隊留守意識・姿勢
②登山技術とはなにか
③道迷い遭難を防ぐ用具・装備
④
登山計画の作り方
第5章 道迷いを防ぐ登山技術“実践編”
①
登山地図の特徴
②登山地図の使い方
③2万5000分ノ1地形図の特徴
④2万5000分ノ1地形図の使い方
終章 道に迷ってしまったら
①道迷いと遭難
②まず、引き返す
③前進して、突破を試みる
④
ビバーク技術
⑤救助要請
出版元のヤマケイや密林などは下記の目次(のまま?)
第1章 道迷い遭難の起こり方
・道迷いから下山遅れ-房総・清澄山の事例
・グループから離れて行方不明-大山・講習登山の事例
・
単独登山の道迷い1-南蔵王・屏風岳の死亡事例
・単独登山の道迷い2-鈴鹿・御池岳の救助事例
・
雪山登山の道迷い-栗駒山のリングワンデリング
・スキーヤー・スノーボーダーの道迷い-かぐらスキー場ほか
・筆者の道迷い経験 など10事例
第2章道迷いを防ぐ登山技術-準備編
・山は危険に満ちた世界である
・情報収集、日程を組み立てる、計画書を書く、登山届け
第3章 道迷いを防ぐ登山技術-実践編
・
地形図と
コンパス、現在地の確認、次のナビゲーションポイントまでのイメージ
・会話に没頭しない、展望のある場所でのルート確認
第4章 道に迷ってしまったら
・まず、引き返す ・高い場所に移動してみる、ビバーク技術ほか
第5章 道迷いを防ぐ登山技術-地図読み編
・ランドマークとなるもの ・道の表し方、最も誤差の出やすい要素ほか
・実践例=稜線コース、谷すじをたどる、岩場が多いコース、長大なコース
あなたにおススメの記事
関連記事