参考書№368 われわれはなぜ山が好きか
古来から信仰の対象として登られてきた日本の山々。
明治時代に入り海外の影響を受けてスポーツや娯楽としての「近代登山」へと変化していく。
立派に整備された日本アルプスの登山道も先人たちの苦労と努力によって築かれたもの。
その事実を知った上で歩けば違った景色が見えてくる。
安川茂雄氏の文章は「
日本の名山9 槍ヶ岳」の一節で読んだことがある。
「われわれはなぜ山が好きか」というタイトルに惹かれたのだが中身は思っていたものと違っていた。
しかし日本の山岳史を知るには間違いない内容の1冊。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽天ブックスはこちら↓
【目次】
第一章 近代登山の黎明
第二章
ウェストンの来日と志賀重昴『日本風景論』の刊行
第三章 山岳会創立の前後
第四章
縦走登山の全盛時代
第五章 明治末期の登山と探検
第六章 各地山岳団体設立とスキーの普及
第七章 大正初期、日本アルプスの変遷
第八章 スポーツ登山への序曲
第九章 板倉勝宣の死とロック・クライミングの新時代へ
第十章 アルバータ遠征以後の穂高、劍への攻撃
第十一章 上越国境の開拓と来たアルプスの二つの遭難
第十二章 昭和初期におけるアルピニズムの動向
あなたにおススメの記事
関連記事