参考書№342 これまでの登山、これからの登山
タイトル:
これまでの登山、これからの登山
著者:深野 一郎
出版社:本の泉社
個人的お勧め度★★★★☆
「登山」に対する社会的歴史背景・ヒューマニズムについて語られた書籍。
登山関連の本ではあまり見受けない「登山運動」「権利としての登山」「労山思想」「登山理念」などについて勤労者山岳会と絡めて比較的分かりやすく解説されている。
今では個人が好きな時に自由にできる登山。
そこに至るまでの過程を知り、考えさせられる1冊。
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【目次】
『これまでの登山、これからの登山』の出版にあたって 刊行委員会
『登山と民主主義』の発刊によせて 高橋伸行
発刊にあたって 吉野和記
《論文》
・これまでの登山、これからの登山
・権利としての登山の三つの課題
・日本勤労者山岳連盟の「趣意書」を考える
・社会主義とアルピニズム
・日本の伝統的登山思潮について考える
《報告》
・理念問題における幾つかの問題
・「世界平和大会」に参加して
・スポーツマンのなかにも平和・核兵器廃絶を求める運動を広めよう!
《文学にみる山と人》
1.泉 鏡花 「高野聖」
2.太宰 治 「富嶽百景」
3.井上 靖 「
氷壁」
4.深沢 七郎 「楢山節考」
5.新田 次郎 「
孤高の人」
《随筆ほか》
・
バッジと花火
・ヒマラヤ・トレッキング
・エベレスト街道をあるく
・万葉の歌人・大伴旅人の歌とその周辺
・遥かなる古道・山の道
・短い短い小説 霧山あい子のこと
・短い短い小説 山女
《遺跡を歩く》
・高市皇子は母の故郷を見たか
・伊都国の王墓 砕かれた銅鏡
・神功皇后伝説と香椎古宮
・石包丁で栄えた嘉穂の王国
・水濠と木柵で守られた城塞のムラ
・金印の謎を残す志賀島と奴国
《のんびり歩く 川近き里や森》
・筑紫と宝満川(1)
・筑紫と宝満川(2)
・花鶴川と鹿部山(1)
・花鶴川と鹿部山(2)
・遠賀川河口の町・芦屋
・雷山川に沿って「伊都圀」へ
・五平太船の川・遠賀堀川
・古墳の里の穂波川
・河童棲みし筑後川
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