参考書№320 剱岳に三角点を!
1907年に陸地測量部の柴崎芳太郎が登頂した当時果たせなかった三角点標石の設置。
2004年に国土地理院北陸測量部が主となって三角点(三等)が設置された。
退職した著者がちょうど100年後の2007年に綴った「
剱岳 点の記」の続編のような内容。
山頂でよく目にする三角点。自分は
山行計画を立てる段階で必ずチェックする。
そして可能であれば雪を掘り起こしてでもタッチしてくる。
三角点には設置した人たちの苦労と思いがある。決してぞんざいに扱ってはいけない。
「
三角点は大切に」
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【目次】
第一章
三角点設置の計画
第二章 剱岳、剱御前、南仙人山調査山行
・剱御前・剱岳
・南仙人山
第三章 明治の測量官 -舘潔彦と柴崎芳太郎そして冠族-
・柴崎芳太郎
・館 潔彦
第四章 現代測量事情 -昭和の測量官として-
・測地部測地第二課天文係
・関東地方測量部測量第一係
第五章 海外測量事情
・マラウイ都市計画局での測量
・ケニア測量局での測量
第六章 標石運搬を若者に
第七章 剱岳三角点の設置と観測
第八章 院長の視察登山とその後
第九章 剱岳の標高決定
・剱岳観測登山記録 -富山のスーパー部長とその仲間-
第十章 テレビドキュメント「剣岳~百年目の真実」
第十一章 明治との関わり -館・柴崎測量官=子規、漱石、寅彦の生きた時代-
第十二章 測手について
第十三章 橋本先生に表彰状を
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