参考書№272 キノコの教え

KG少佐

2012年05月18日 19:28

タイトル:キノコの教え
著者:小川 眞
出版社:岩波書店(岩波新書1365)
個人的お勧め度★★★★★

キノコ関連の書籍は何冊か読んだが、その中でもこれはとても分かりやすく書かれている。

基本的な五界説からまだまだ知らなかった雑学まで幅広く掲載されており、特に興味深かったのは今最も気になる放射能関連の章について。
まぁキノコ類は松茸~椎茸まで基本的に嫌いであまり食べないから心配の必要はないが・・・

ではなぜキノコの本を読むのか?
それは万が一の時の食料調達の知識として知っておきたいから。

キノコに興味がない人でも雑学本としてお勧めの1冊。


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【目次】

01:日陰者のつぶやき
キノコは木の子/キノコはいつ生まれたのだろう/宿命を背負って生きる/陽の当たるところへ

02:これ食べられますか
ルールのないのが唯一のルール/なぜおいしいのか/重金属が好きなキノコ/
キノコと放射能汚染/生体濃縮されるセシウム

03:夢を追って
食欲は研究の母/見果てぬ夢/世界に広がる栽培キノコ/流行るキノコ鍋

04:腐らせること
キノコが沈めた軍艦/なぜ、石炭ができたのだろう/腐る落ち葉/自然界に無駄はない

05:森を支えるキノコ
乳母になったキノコ/遺産で育つベイツガ/熱帯雨林を育てるニセショウロ/
ユーカリとコツブタケ/ツンドラのキノコ

06:環境異変を告げるキノコ
はずれだしたジンクス/マツ枯れとキノコ/消えるナラ林のキノコ/炭で樹勢回復と放射能除染を

07:マツを助けたショウロ
ショウロと炭の出会い/大津波に耐える/消えた高田松原の再生/マツとお宮さん

08:キノコの教え
嫌いになったマツタケ/寄生か共生か/共進化する植物とキノコ/矛盾する二面性―競争と共生



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