参考書№179 中高年登山なんでも百科

KG少佐

2011年05月22日 19:00

タイトル:中高年登山なんでも百科
著者:福島 正明
出版社:東京新聞出版局
個人的お勧め度★★★★★

冒頭の「登山はスポーツか冒険か」は以前から時折議論されてきたフレーズ。
上記の2つの選択肢であれば、名立たる高峰などを命の危険を冒してまで制し、記録や名を残そうとするなどは「冒険」で、楽しみや健康などを求めた登山は「スポーツ」と感じる。
更に様々な知識が必要とされ哲学的部分も有する意味では「知的スポーツ」と言えるかもしれない。

1つの答えに集約するのはとても難しいし、人それぞれの解釈があっていいと思う。
因みに本書では中高年から始める登山は「スポーツ」だと言っている。

しかし登山を「スポーツ」に分類するのも自分には何となくしっくりこない。
暗黙のルールはあっても公式的なルールがほとんど無いからそう感じるのか・・・
それとも決まった「結果」を求めていないからだろうか・・・
敢えて問われれば考えるが、普段はそんなこと気にもしていないのが本当の所。

自分の場合、
「スポーツは何をやってますか?」と聞かれても「登山」とは答えていない。
「趣味は何ですか?」と聞かれたら「登山(アウトドアの1つとして)」と答える。

この本は中高年登山者へのお決まり言葉でなく、歯に衣着せぬ警鐘が小気味良い。
「重心ともいえる腰辺りに出っ張ったものを付けない方がいい」との理由で登山でのウェストポーチ使用を否定しているのは初めて見た。確かにザックに余計な物を付けると木や岩に引っ掛けてバランスを崩したりする可能性があり危険だったりするので分かるが・・・
グラブバッグは結構便利なんだけどなぁ^^


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