遭難File.1 片山右京 富士山遭難

KG少佐

2009年12月19日 21:48



既に各所で「片山右京・富士山遭難」の件で批判が出てますね。
今月末から遠征予定していた南極のビンソン・マシフ(標高4897m)への順応登山だった事は理解出来るが、既に海外の名立たる山々も登頂し経験豊富である彼が、唯でさえ恐ろしい冬の富士山に寒波が迫っている事すら調べずに?なぜ決行したのか…

富士山は独立峰で日本アルプスの様に周りに風を遮る物がなく秒速60mを超えるような突風が吹く。
何度も冬の富士山を登っている彼は勿論そんな事も知っていただろう。

突風でテントごと飛ばされるという不可抗力な要素の気象遭難だったとは言え、基本的な登山計画書も提出していないところなどは「冬の富士」を少々甘く見た「驕り」のようなものが感じられてならない。

但し、その状況のなか彼1人が自力下山したのは正しい決断だと思う。

それにしても1人助かるとは元F1レーサーだけあって「運」は神憑り的だ。
ひょっとしてビンソン・マシフを回避させる「報せ」だったのか…

亡くなられた2名の方に対して謹んで哀悼の意を表します。


2010/12/27追記
27日AM2時(現地時間26日PM2時)に南極大陸最高峰ヴィンソン・マシフへの登頂に成功。


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