上級救命講習
消防署で上級救命講習をみっちり8時間受講。
※上級は救命措置内容と対象者の範囲が増えるだけなので、普通を受けていなくてもいきなり受講可能
※受講は管轄する自治体によって有料と無料がある。
色々質問した中で気になったのは、以前読んだ参考書「
登山の法律学」でも触れた“救助する際に生じた過失に対する法的責任”について。
「事務管理」にまつわる注意義務と「善きサマリア人の法」の日本未制定の件を絡めて質問したところ、「緊急避難に当るので責任は全くありません。安心して救命措置を実施して下さい」と回答された。
昨年末にあの積丹岳遭難救助中の滑落凍死で札幌地裁が1200万円の賠償命令判決を出したばかりだし、一般人でも全くゼロとは言い切れない気がするのだが・・・
合わせて「救命講習を受けた事によって受けてない人より責任が増すのでは?」とも質問したが、これについても上記と同じ回答だった。
とにかく目の前の命を救う事が最優先すべき事だということは改めて認識した。
あと他署でもそうらしいがこの消防署も団塊の世代がごっそり抜けて一番年長で40歳だという。
定員制で欠員が出ると補充されるシステムがその要因らしい。
自分のグループは若い救命士が担当で制服を腰履きしていた・・・確実に世代交代が進んでいる。
また山での安易な救助要請と同様に下界でも病院へのタクシー代わりにしたり、「蚊に刺されて痒かったから」とか信じられない非常識な救急車の要請のせいで無駄な出動が年々増えているとのこと。
健常者が
身障者用駐車スペースに車を止めるのと同じように無くならないんだろうな・・・
取り敢えず修了証は無事交付された。
※有効期限3年。5年ごとに内容が改正されるので維持するには2~3年間隔での再講習が必要。
胸骨圧迫を何度もしたせいか翌日に腕が筋肉痛になった・・・
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